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特定非営利活動法人 設 立 趣 旨

特定非営利活動法人:パソコンボランティア湘南
1. 市民公益活動団体の設立経緯
 湘南マルチメディアタウン構想推進協議会(以下協議会と略す)「草の根」情報化支援プロジェクトとして平成11年6月 茅ヶ崎市内に開設された「パソコン体験コーナー」は、近隣市民個人がパソコン指導ボランティアとして協議会に登録し、市民のパソコン体験を支援してきましたが、平成14年3月末日をもって終了しました。
 パソコン体験コーナーは年間約1,500人の市民が利用するなど、市民の情報スキル向上に大きく貢献すると共に、市民のパソコン体験を支援するパソコンボランティア同士の貴重な相互研修と情報交換の場でもありました。このコーナーの終焉による市民の情報スキル向上機会の消滅は、近い将来実現が予想される電子自治体や本格的な情報化社会の到来を考えたとき、市民にとっては計り知れない大きな損失になると思われました。
 そこで、パソコンボランティア有志は、パソコン体験コーナーの存続と市営化を茅ヶ崎市に申し入れ協議を重ねました。協議の過程では、本コーナーの継続運営の方策として公設・民営化を提唱し、これを基本に市の理解を得ることが出来、平成14年度に市営パソコン体験コーナー(以下「体験コーナー」と略す)が開設の運びとなりました。
 パソコンボランティア有志はこれを機会に、これまでの個人単位のボランティア活動から組織的な市民団体活動に発展させ、体験コーナーの円滑な運営体制を確立することが必要と考え、協議会に登録していたパソコンボランティアに呼びかけて、市民団体結成のための発起人会を結成し、体験コーナー利用市民に対し組織的かつ自主的な支援を実現するための体制を整えるため「パソコンボランティア湘南」を設立し、平成14年6月に開設した体験コーナーでの利用市民に対する指導・支援を開始するに至りました。
 体験コーナー開設に際しては、市内公共施設に分散していた視覚障がい者用パソコン4台も体験コーナーに集約し、視覚障がい者を支援するパソコンボランティアを会員に加えて、福祉面での情報化支援体制を整備し利用市民層の拡大に対処しました。
2.特定非営利活動法人認証申請の趣旨
 体験コーナーの運営開始後、予想以上の市民の利用があり、その支援活動を通じて市民の情報化に対する多様なニーズの存在を知ることができました。体験コーナーの運営、利用市民の支援に留まらず、公共施設主催のパソコン講習会の支援など、情報化ニーズに市民団体として的確に対応できる体制と事業計画の策定の必要性を強く感じました。このため事業内容の明確化と共に組織基盤の確立を図るべく 特定非営利活動法人パソコンボランティア湘南 を設立することにしました。
特定非営利活動法人として、平成14年11月に申請、平成15年2月に設立承認をいただきました。
以上

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